2006-11-10(Fri)

変な会社。

 というより、昔の会社なのか。
 また聞かれましたよ、結婚の予定。なんか半年に一度は聞かれる気がする……。
 その度に、先ず相手を見つけないとですねーという話になる。
 っていうか、早く結婚でもしろと言いたいのだろうか? と勘ぐってしまうが、事務所には女性が10人いるけど、私が一番若い……。
 まぁ前回、マネージャーの「不倫しないか?」よりはましだろうな……会社でするなよ、そんな話(笑
 
 相変わらず、マネージャーは毎日話に来ますよ。
 もうあっちにいけー! 仕事持ってくるなー(笑
 


 文章の習作。
 習作なんだったらーっ(笑
 冬の夜空が好き。
 冬は夏に比べて大気中の塵が少ないために、星が輝いて見えるそうだ。
 包み込んでくれる漆黒の闇と儚い光が、私の心に溶け込んでくるようで、好き。
 大きく息を吐く。
 白い息とともに鼻のてっぺんが撫でられるようにあたたかい。
 冬は自分が生きていることを実感できるから、好き。
 寒くて静かで心細いときもあるけど、だからこそあたたかいものが一層嬉しく感じるから好き。
 だから冬の夜空が、私は好き。


 二人分の足音が住宅街に反響している。大きくリズムを打つ先輩の足音と小刻みな私の足音。
 今日は初めての残業だった。年末のクリスマス商戦はこれからが忙しい。
 もう夜の十時近い。頬を刺すような寒さに身を縮めながら歩いていた。
 夜空から前を歩く先輩の帽子に視線を移す。帽子のてっぺんについているポンポンが楽しそうに揺れていた。
 寒がりな先輩をこれ以上付き合わせるのは、かわいそうかも。
「せんぱーい、もうここでいいですよ」
 先輩の背中を見上げながら、大声で言った。
 歩く速度は変わらない。振り返ることなく、先輩は俯いたままだった。
「別にいいよ。ここまで来たら家の前まで送っていく」
「でも、もうすぐだし……」
「店長にも言われたんだよ、ちゃんと送っていけって。ってか、先輩ってやめろ」
「えー、なんで?」
「年、同じだろ? オレが早く入っていただけだし……谷崎でいいよ」
「ホントに?」
 ポンポンが縦に大きく揺れる。私は噴き出しそうになるのをこらえた。
「じゃぁ、谷崎ー」
 先輩が、急に振り返った。
 両手をポケットに入れ、顔の半分はマフラーに隠れている。唯一無防備な目は私を睨んでいた。
「おまえ、いきなり呼び捨て?」
「ほらー、やっぱりー」
「いや、いいけど」
「あとは走って帰るから大丈夫ですよ、先輩」
 そう言って、私は走り出した。先輩とすれ違う時、お疲れと言って右手を上げる。
 目が驚いていた。先輩の正直な反応がかわいい。
 ここから走れば、五分ぐらいで家に着くだろう。
 私は足に力を込めた。冷たい風が心地良かった。
 だが、急に後ろに引っ張られ、ひっくり返りそうになる。
 私は半円を描いて振り向く。先輩が私の右手掴んでいた。よろめき、先輩にもたれかかった。
「ひゃー!」
「わー!」
 慌てて私は先輩から離れた。もっと距離を置こうと思っても、先輩は私の手を掴んだままだった。
「あぶないじゃないですか!」
「だから、送っていくっていっただろう? 勝手に帰るなよ!」
「でも……もう寒いし、先輩も帰りが遅くなるし……。店長にはちゃんと言っておきますから」
「店長なんて関係ないよ。オレが送りたいんだからさ。
 だから、先輩って言うなよ。呼び捨てでいいから……さ」
 手はにぎられたまま、先輩は歩き出した。引っ張られ、よろめきながら私も歩き出す。
 先輩の手は温かく、大きい。
 ごつごつした感触が男の人なんだなぁとドキドキした。
 顔を見上げても、先輩は前を向いたままだった。歩幅があわずに私は小走りになっていた。
「谷崎、速いって」
「え? あ、ごめん」
 やっと先輩は立ち止まったが目をあわそうともしなかった。そんな態度にちょっと懲らしめてやろうと思った。
「本当にここでいいです。子供じゃないんだから、一人で帰れるよー」
 先輩は反論しようと口を開けた。それを塞ぐように私は言う。
「でも、谷崎が私の彼氏になってくれるなら、家まで送って?」
 私は首をかしげて、先輩を見つめた。先輩は何度も瞬きをしている。心なしか顔が赤く見えた。
 勝算は五分五分だ。たとえ悪い結果でも笑って済ませられる。
 言った途端に、罰ゲームを受けているのは私かもしれないと気がついた。
 頬が火照っているのがわかった。何でこんなこと言っちゃったんだろう。
「な、なんだよ、急に……」
「それが答え?」
 平気な振りをして見つめ返す。
 先輩は口をパクパクして、言葉をなくしていた。これ以上はかわいそうだ。
 ゆっくり後ずさりをする。精一杯明るい声で言った。
「えへへ、ごめん、嘘だよ! じゃぁ、風邪引かないようにね!」
「待てったら! ったく、送るから。毎日、ずっと送ってやるから」
 先輩は離さないように、手を握りしめてくれた。
 次は私が言葉を失う番だった。


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 夜、関係ないじゃんww
 いや、関係あるつもりが途中で狂いました。
 もう寝る時間なので、寝ますー。(゜_ ゜ ノシ

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