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2006-12-24(Sun)

メリークリスマス☆

20061224221349.jpg


 おかーちゃんが買ってくれました。ANASUIのクリスマス限定のネックレスです☆ (≧▽≦)/かわいいーっ
 おいおい、かーちゃんかよという突っ込みは置いといて。
 案外そういう方面のほうが、後々楽でいいのですよ(笑

 さて、昨日の小説の続き書くかなー♪ (酔っ払い)
 昨日の推敲もかねて、最初から~
 ボクはたぶん、いや無性に出会いを、恋のきっかけを求めている。

 朝のラッシュ。朝の八時をすぎたJRの中は、様々な人でひしめいている。
 ボクは勇気を出して、少女の腰に触れていた手を掴んだ。
「やめろよ、嫌がってるだろ!」
 その手の持ち主はボクの二倍も年を取っているだろうと思われるおじさんだった。憎しみを込めておじさんを睨み、たじろぐ少女の方を向く。
「警察に突き出しますか?」
 ボクの問いに、少女はかぶりを振った。
「大げさにしたくないので。ありがとうございました」
 ボクの目の前で、少女は頭を下げた。艶やかに揺れる髪、ほのかな甘い香りに見つめられる大きな瞳。少女のはにかんだ笑顔がボクに感謝してくれる。
 結局はそれだけでボクの勇気はかき消された。
 名前を聞かれることも、聞くこともない。もちろん、二度と会うこともなかった。
 やはり現実はこういうものだ。映画のようには、うまくいかない。

 いつからこんな風になってしまったのかは、自分でもわからない。
 工業系エンジニアという職業柄からか、職場での異性の年齢層は高く、ボクの守備範囲を超えている人ばかりだった。職場の同期は数えるほどしかいなく、みんなボクと似たようなインドア派だ。
 学生時代の友人とは就職以来、すっかり疎遠になっていた。
 一人暮らしのせいか、ボクはますます閉じこもるようになっていった。
 職場と家との往復の日々。気がついたらボクはもう二十代後半。過ぎた時間を後悔し、苦笑いするしかない諦めな気持ちばかりが膨らんでいた。
 休日の昼下がり。猛暑を過ぎた気温は心地良く、何もする気が起きない日だった。
 耳に馴染んでいるテレビの音は、いつからかボクを浅い睡眠へと導く。ゆっくりまばたきしている心地良さに、体がゆったりと揺れる。
 そのぬくもりの空間は、ドアを叩く音で破られた。
 ビックリしながらも耳を澄ます。その音はやはりボクの部屋のドアを叩いていた。慌ててドアに向う。
「はい」
 ボクはとりあえず返事だけをした。休日ボクの家を訪ねてくる友人はいない。
 どういう事情でドアを叩いているのかがわからないうちは、むやみにドアは開けないほうがいいだろう。
「あの……下のものですが」女性の声だった。ボクは事情がわからなくても、ドアを開けた。
目の前には女性が立っていた。
肩までの真っ黒な髪は、粘るような艶を放っている。前髪は真ん中から分けられ、横の髪に吸収されていた。
 赤いふちのメガネに毛穴が目立つ肌。中肉中背の女性は見た目は年齢不詳だった。
「はい? 何か」
「あの、水が出しっぱなしですけど……。わたしの部屋が水浸し、なんですけど!」目の前の女性は悲鳴のような声を上げた。 
 ボクは慌ててトイレや風呂などの水周りを見に行った。だが、どこにも水漏れなどはなかった。
「すいません、ボクじゃないようなんですけど……」
「えぇ! でも大家さんが上はここだって言ってましたよ!」
「ホントです、確認しますか?」
 女性は大きく頷いた。半ば泣きそうな顔になっている。
 ボクは水周りを女性に案内した。やはり水が漏れている様子はない。
 女性は泣きそうになっていた。その姿にボクは思わず聞いてしまった。
「どうかしたんですか?」
「私の押し入れが水浸しなんです。大切なものがたくさんあって……気がついたときには手遅れで……。私の命より大切なものなのに……」
「そ、そうなんですか?」
「……上から水漏れしているんですよ? 弁償してください!」
「は? で、でもボクは何も……」
「だって、私の上の階はあなたなんですよ! あなたしか犯人はいないじゃないですか」
「は、犯人って」
 ボクは、おもわずたじろいだ。女性はボクに罪を擦り付けたいらしい。
 腹の底が不愉快な熱い違和感が湧き出した。
「でも実際にボクに過失はないわけで。そう言われても困りますよ」
「私だって過失はないです! 何で私だけ」
 女性は涙を浮かべた目でボクを睨んだ。ボクはどうしていいかわからなかった。このまま言い争いになりそうだったし、そんなことをしても意味がない。
「ともかく、大家さんに言って見たらどうですか?」
「言いましたよ! そしたら、上の人に言えって」
「でも、見たとおりボクの家では何もしていないし、こう言いあっても仕方ないでしょう? 水漏れの原因を突き止めないと」
「そ、そうですね。もう一度、大家さんに言います」
 女性は俯くと、声も小さくなった。釈然としないが納得はしてくれたらしい。
 女性はボクにお辞儀をすると、くるりと半回転し階段に向って行った。
 結局そのあと、ボクはその後どうなったか知る機会はなかった。
 
 
 
 それから一ヶ月ほど経った日だった。
 アパートの出入り口でばったりと、その女性と会ったのは。
 目が合い、ボクは反射的に会釈をした。女性はボクの目線を振りほどくかのようにそっぽを向いた。
 ボクの腹の底で熱く這い上がるような怒りを感じた。
 ボクを犯人扱いして、その後の音沙汰もなく、しまいにはこんな態度なのかと怒りが全身を貫いた。
「あの、その後、大丈夫でしたか?」
 ボクは気がつくと女性に声をかけていた。多少の怒りを込めたイヤミだった。
 女性が振り返る。冷ややかな目だった。
「配管の水漏れだったそうです。おかげで私も持ち物は全部ダメになりました。大家さんは全然弁償もしてくれないし、最悪です」
 それだけ言うと僕に背を向け帰っていった。
 ボクは呆然としてしまった。前回の暴言の侘びもなく、女性は被害者ぶっている姿に。
 理解不能だ。あういう人とはかかわらない方がいい。
 

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